決断・実行

令和2年第1回定例会閉会 令和2年度予算 賛成多数で可決されました

令和2年度の一般会計当初予算、前年度比84億円(2.6%)増の3277億円ほか特別会計4件の令和2年度予算が可決をされました。

特別区民税は、ふるさと納税を活用した他自治体への寄付額の拡大により70億円の減収が見込まれる中、人口の増加に伴う納税者数の増加に伴い一定額の増収が見込まれています。

また、消費税率の引き上げにより、地方消費税交付金は増額が見込まれる中特別区交付金につては、4月1日に開設された児童相談所の運営にかかる基準財政需要額の増が見込まれるものの、税制改正による地方法人課税の見直しにより、財源である市町村民税法人分が大幅に減収になることが見込まれています。

こうした中で、昨年の台風被害を踏まえた災害対策の強化に最優先で取り組むとともに、基本構想に掲げる九つのビジョンの実現に向けた施策の推進、保育待機児対策への対応、増加する社会保障関連経費、児童相談所の開設、本庁舎整備をはじめとした公共施設の改築、改修経費などの財政需要にも的確に対応する必要があり、令和2年度当初予算の編成にあたっては、不断の行政経営改革に取り組むとともに、より効果的な施策の実現に努めることを基本とし、施策の優先順位を見極めながら、事業の改善に取り組んできたことを踏まえ、風水害を含む災害対策の強化や児童相談所の円滑な運営などの喫緊の課題に最優先で取り組むとともに、基本構想に掲げる重点施策を一層加速させることを目指し、91万区民を災害から守る取り組みを進め、誰もが安全で安心に暮らせる地域社会を、区民参加と協働でより一層進める『災害に備え、地域の力を育む予算』として編成されました。

しかしながら、今予算は無事に可決されましたが、今般の新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、欧米等の国々では、感染者の爆発的な拡大による医療崩壊が発生し、外出禁止等の都市封鎖が実行され、敵から命を守る、まさに戦時同様の状況にある国、都市もあり、今までの平穏な生活状況が一変してしまっている現実も発生しております。

新型コロナウイルスによる世界的規模の経済の衰退、リーマンショックをはるかに超える経済危機が想定される中で、我が国も7都府県に緊急事態宣言が発令されました。

国難ともいわれる状況の中で、国民ひとり一人の協力のもと、爆発的な感染拡大を抑え込み、それに伴う医療崩壊の可能性を阻止し、命と生活を守る手立てが進められています。

世田谷区においても、新型コロナウイルス感染症緊急融資等の実施など、区民の生命と健康、暮らしを守るための喫緊の対策を進めています。

また、今緊急対策に速やかに対応するための大規模な補正予算の執行とともに、経済の衰退に伴う来年度以降の大幅な減収が予測される中で、令和2年度当初予算は組まれましたが、今後の財政状況を鑑みれば、今後の計画についての大胆な見直し、修正も必要不可欠となります。

5月の議会を目途に、区の計画の見直しも示される予定であります。

そのような中、何よりもまずは、この状況下で、急を要する困難を抱えている区民の皆様に対応できる施策をスピーディーに実行し、区民の生命と生活を守ることを最優先に、区民のご協力のもとに、この国難を乗り越えなければなりません。

そして、今後の情勢を踏まえた区財政の状況を注視し、多くの区民のご意見を頂きながら的確な対応を行い、一日も早い区民の皆様の安心と安全な暮らしの実現、それに応える健全財政の実現に向けて議会人として今後も全力で取り組んでまいります。

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