新たな年を迎え

新年を迎え新たな節目のスタートです。
日頃から活動に対してのご理解ご協力心より感謝申し上げます。
さて。新型コロナ感染症の再拡大の懸念も払えない中、コロナ禍も4年目を迎えました。
さらには物価の高騰、エネルギ―費の高騰により生活やお仕事への影響も生じていることと存じます。
今後は感染症対策、医療体制の充実に取り組むとともに地域経済の活性化を図り豊かさを感じる誰もが安心して暮らし続けられるウイズコロナの地域社会を実現しなければなりません。
命と雇用、経済を守り地域産業の活性化と緑を守る都市基盤整備、災害の強い危機管理体制を作り、高齢者や障害者にとっても優しい地域の絆を充実させ、新しい時代に応じた教育の改革と充実、教育環境の整備を進め、子どもたちが笑顔になれる未来に向けての施策の充実に取り組んでまいります。
誰もが幸せを感じられる区政の実現に向けて「卯」の年、大地を飛ぶ飛躍の年となるよう全力で努めてまいります。
令和4年第3回定例会・決算特別委員会が閉会しました

日頃より政治活動の対しましてご理解、ご指導賜り厚く御礼申し上げます。
さて、令和4年世田谷区議会第3回定例会・令和3年度決算特別委員会が閉会し各議案、各認定いずれも可決、認定されました。
この中で来年度に向けた新たな予算の大きな議論の一つに、来年4月に向けた学校給食無償化の早期判断が求められました。
この無償化には新たな財源として20億円が必要とされており、我が区においては87億円にも及ぶふるさと納税の影響や本庁舎等整備工事の増額、先行き不透明な財政状況の下で多額の財源を恒久的に投じて行くこと、また教育関連においてはガ学校改築等教育環境の整備に関する対応も遅れている状況の中で教育施策の最優先とすることには懸念を感じております。
教育・子育て関連の課題
〇タブレット端末が配布されICT教育のさらなる充実を行う教育環境の向上。
〇不登校児童生徒への特例校等の早急な対応。
〇バリアフリー化や空調設備、老朽化校舎等の改築、整備。
〇少子化対策として出生率改善に向けた出産育児一時金の増額、出産助成制度の対象拡大等。
〇子どもたちが将来実社会を生き抜くための情報リテラシー教育(見つけた情報を適切に評価、活用できる能力の育成)、キャリア教育(一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基礎となる能力や態度を育てることを通してキャリア発達を促す)の充実。
〇教員の働き方改革に伴う中学校部活動の地域移行(教員から地域、民間の指導への移行)に対する理解の促進、地域や民間との連携による専門的な指導の充実等
教育、子育て関連においても優先すべき課題は山積しております。
〇デジタル技術を活用したDXの推進、地域行政システムの改革。
〇区民ニーズを的確に捉えた身近なまちづくりセンターの機能強化。
〇都から公表された首都直下地震等における新たな被害想定を踏まえた点検、見直し、避難所のさらなる確保や女性の防災視点の反映、スタンドパイプの拡充など実効性の担保。
〇環境対策におけるグリーンインフラ(自然環境の機能を課題解決に活用する考え方)の普及啓発や太陽光パネル設置に関する補助金の周知徹底。
〇地域経済の活性化ツールとなるよう地域電子通貨「せたがやpay」の加盟店の拡大や商店会加入促進、キャッシュレス時代に対応した区民利用の向上に資する様々な活用策の充実。
〇誰もが安心して暮らし続けることができる地域社会として障碍者施策の充実、就労支援等の着実な取り組みの実施。
〇健康寿命を延ばす高齢者のフレイル予防(介護予防)としてのeスポーツ(電子機器を用いて使うゲームや競技)等の導入、地域展開。
〇デジタル社会を迎えての高齢者に対するデジタルデバイド(IT、インターネットの恩恵を受けることのできる人とできない人との間に生じる格差)対策の取り組み。
〇ペットの飼育放棄や多頭飼育崩壊の対応に向けて区民の共感を基礎とした人と動物の共生社会の実現。
〇夏の猛暑等気候変動に伴い、室外による動物の学校飼育に対する見直し。
〇拡張事業が進められている玉川野毛町公園の等々力渓谷との一体性の整備、広場の拡張やスポーツ施設の改修、水害時の避難所機能の確保や災害拠点としての充実等。
教育。子育て関連以外にも優先すべき課題は山積しております。
様々な課題に対して、行財政改革を進め財源を確保し着実な課題解決を実行していかなければなりません。
来年度の予算編成においても、区民の皆様の意にそう予算とするために皆様の一つひとつの声を力に全力で取り組んでまいります。
今後とも区民の皆様の貴重なご意見をご示唆、ご教授賜りますようよろしくお願い申し上げます。
最後に10月1日より「地域業行政推進条例」施行となりました。
変化の激しい時代の中、地域のつながりや絆が大切になります。
私が初代会長として立ち上げました尾山台小学校おやじの会も、若い父親に引き継がれ人数も活動も充実をし、地域活動、イベントや防犯等、隣接小学校、中学校のおやじの会との連携も深めながら地域の安全安心になくてはならない組織となり、頼もしく思っています。
これからもつながりと絆を大切に地域社会の発展に邁進してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。